年齢認証

あなたは18歳以上ですか?

サイトにはアダルトコンテンツが含まれています。
18歳未満の方のアクセスは固くお断り致します。

いいえ
はい、18歳以上です
影のセクハリスト~孕ませ王位継承騒動~ LILITH|リリス


▼ストーリー▼
聖ルナリス学園。
月の女神と呼ばれるこの学園の創立者は凄腕のルーン使いだったそうでこの名前がつけられている。
魔法使いのための学園。ごく一般の人間だった俺は急にこの学園へ転入することになった。
右手の甲に浮き出た変なアザ。
これは魔法使いの王の証らしい。
「う~ん……王様ねぇ……」
アザを眺めながらうそ臭い話を思い返していた。
「丘守、私の授業がそんなに退屈か?」
「というより、ルーンとかいきなり言われてもさっぱりです。まず魔法の仕組みから教えてほしいなぁと……」
「そんな初歩は自分で何とかしてくれ。坂宮とかサンウェストとかに聞けば良いだろう。仲良いんだろ?」
「よくないです! 殺されます!」
坂宮梨絵は、家の方針で王継承者の俺と結婚させようとしているらしく、それが嫌で、結婚できなくなるために俺を亡き者にしようとする。
ルーミア=サンウェストは、ヨーロッパにあるらしい魔法王国の王族を守っていた家系らしい。
それなら守ってくれれば良いのだが、将来の王である俺を籠絡し、王国での一族の地位を高めるように命令されている。
俺との肉体的な接触は避け、精液だけを採取しようと魔法で精液だけを抜き取ろうと襲ってくる。
そこで授業終了のチャイムが鳴る。
そして始まる、魔の昼休みが。
既に二人の魔物は目を光らせている。
チャイムが鳴り終わると同時に部屋から脱出する。
「待ちなさい丘守! 今日こそは一生病院生活にしてあげるから!」
「ま、待てるかぁ!!」
自分が結婚をしたくないからと言って襲ってくる梨絵から必死で逃走する。廊下には昼休みだというのに人が全くいない。
梨絵が考えもなしに魔法をぶっ放すからみんなも被害に合わないように避難するようだ。
「くらえ、断端っ!(たちばな)」
梨絵の右手から放たれた火球が俺の耳元をかすめる。
そう、彼女は炎『も』操ることができる正真正銘・凄腕の魔法使いだ。
「死ぬかと思っ……あちち、うわあっ制服焦げてる!? あの暴力魔法同級生め……!」
俺との間に子供を作りたくないあまり、いっそ殺してしまおうと襲ってくる梨絵から命からがら逃げ出す真。
梨絵からほうほうの体で逃げ出した先でルーミアが現れる。
「逃げろやぉぉぉーーっ!」
「逃がさない……!」
「あっ足、ヒィィ痺れて動かないッ、
 わあっ作り物みたいに冷たくなってるーー!」
彼女もまた、梨絵に勝るとも劣らない魔術の使い手だ。
その力は特殊の中の特別。人間の精気——血液・体液を
魔力で操ることができる。
「今から、あなたの精液を抜き取ります」
「ノーーーッ!! 『ます』じゃねぇよー!
 どうなってんだこの学園! 殺すだの抜き取るだの!!」
「大丈夫、精子は傷つかないようにする。
 陰茎と陰のうは二度と使い物にならない程度の痛みを
 感じるはずだけど」
そこへ曜子が真を呼びつける校内放送が流れる。
「坂宮、サンウェスト今すぐ丘守を追い回すのを辞めなさい。そして至急丘守は私の仕事部屋まで来なさい」
「ヒィ、ヒィ……助かった……!
 絶対死霊とか悪霊とかそういうのが見えてた……」


 
 





※※※

仕事部屋に呼び出された真に、曜子は先代の王が書き残したという
書簡を渡す。
「読んでみろ。王の転生体、つまりお前だけが読める
 ルーンで書かれている」
「ええと……?
 『Dear私。
 これを読んでいるという事は、私はついに転生に成功した
 という事だ。新しい人生のスタートだ。
 おめでとう新しい私、ありがとう昨日までの私』
 ……」
「先生これ俺あてじゃありません。
 気持ち悪いナルシストが独り言呟いてます、書面で。
 それも相当頭の痛い妄想が」
届けられた手紙は、先代の国王が死ぬ前に書き残した、
転生後の自分へと送ったメッセージだった。
「手紙を一通読むごとに、お前の身体に
 秘められた王の転生体としての力が解放される仕組みだ」
「……あの先生、正直読まないで捨てちゃったら駄目ですか?」
「駄目だ。お前が王の資格を得るために必須だ。
 それに私の研究であるルーンを極めて、
 私を追放した王国の連中に復讐するためにもな」
「え、今先生なんて?」
「ふふふ。……空耳だ」

※※※

部屋に戻り、嫌々ながらも先代の王からの手紙を読み始める真。
かつてエフィルリーサを襲った未曾有の大災厄から王国を、
ひいては全世界を守った救世の英雄として教科書にも載っている王と
言われていたが……その正体は。
「非モテじゃんこれ! 完膚無きまでに!
 一国の王様やっててモテないなんて!」
すごいぞこの人、本物だ……!
『そんな私の生まれ変わり、それが今これを読んでいる
 君、そう君だ』
「嫌だー!!」
『だが安心して欲しい。この手紙を読めば
 君は私の持つ魔力を使えるようになる。加えて私が
 生涯をかけてシミュレートした、モテたり女の子と
 都合良く甘修羅場ったりできたいテクも身につけられる』
「なにい甘修羅場? 初めて聞くが言い響きだ!
 『できたい』という書き方は気になるが……」
非モテの執念で書きつづった王の妄想に徐々に感化されていく。
「そ、そうか……。どうやら梨絵のやつもルーミアも、
 本当は俺に好意を抱いているのを素直に言えないだけ、
 つまり裏返しの愛情表現だったらしいぞ……!?」
『そんな君のために、ハイ魔力。
 私の影魔法の力って、こういう時のために天から授かった
 ものだったんだ……!』
「影魔法! そうか、覗きし放題じゃん!」
『オイオイ覗きって言うなよ、人間観察くらいに
 しとこうよ、人類の半分限定だがなぁー!』
【手紙に書き残された王の未練を解消する】事が
王の力を完全に受け継げるといわれた真は、王位継承をするために、
ヒロイン達にセクハラを企てる——