冬休みが終わってしばらくしたある日――
井上静香に1通のメールが届いた。
そのメールは、ある人物からのもので相談事があるという。
静香はメールに書いてあった指定の場所、生徒会室に行くが誰もいない。
すると突然、部屋のスピーカーが鳴り響く!
「あー、テステス。聞こえますか~。会長さん、もう生徒会室にいらっしゃってますか?」
「え、アスカちゃん?」
アスカは、静香に部屋にあるテレビを見るようにいう。
テレビの電源をいれる静香。
「あっ……!? ミキオ!?」
テレビに映っていたのは、得意げに笑っているアスカと、その隣で、哀れにも服をすべて脱がされ、椅子に縛り付けられたミキオの姿が……!!
「くふふ。ごらんの通りです……。
ミキオ好き好き部部員にして会長さんの大切な橘ミキオセンパイは、
このわたし、矢口アスカが誘拐しちゃいました♪」
「ゆ、誘拐……ってミキオ、そんな格好、目隠し、猿ぐつわまで……わわっ、裸じゃないっ!」
「だって、こうでもしないと、センパイを独り占めできないんですもん」
「独り占めって……わっ、どこ触ってるの、おチ…… 駄目でしょアスカちゃんっ」
抵抗できない状態で漢<オトコ>の尊厳を弄ばれるミキオ!
あまりな屈辱! 尊厳を傷つけられるアスカの行為にミキオは……
「……って嫌がりなさいよ! なにうっとり身をまかせてんだぁ?
抵抗しろっ! 椅子ガタガタいわせなさいよっ!」
萎えかける正義の心を立て直し、ミキオの救出を誓う静香!
「ミキオ待ってなさい! 私が救出してあげる!!」
「わっ!? お姉ちゃん!?」
ひなた姉も参戦し、こうしてミキオ救出に乗り出す井上姉妹!!
彼女たちはアスカが張り巡らした危険な罠を見事破り、ミキオを救出できるのだろうか!?
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