主人公の聡司(さとし)はHに興味深深な学生。 
                            生まれたときから両親はなく、年の離れた二人の姉との3人暮らし。 
                            いつもの朝。いつもの日課。 
                            朝の弱い長姉・はるかを起こすのが日課の聡司、ベッドから降りてはるかの部屋に向かう。                                                         
                            「また採点したまま寝ちまったのかよ、おきろよホラ、はるか姉っ」 
                              「ううー。もう少し寝かせて……今日は学校休むからいいのー」 
                              「よくねぇよ教師がさぼるなよ」「聡司ちゃんはよくさぼってるくせにー」 
                              「俺は学生だからいいんだよ……ほら、さっさと起きろって」 
                              「休みたい~。ううん、お姉ちゃんもう学校やめる~」 
                              「勘弁してくれ、俺と沙希姉が路頭に迷うだろ」 
                              「そしたら聡司ちゃんがお姉ちゃんの面倒見て~」 
                              寝ぼけたまま聡司に寄りかかってくるはるか。 
                              「んふ~♪ 聡司ちゃん、大っきくなった……」 
                              はるかを抱きとめながら、思わず胸が高まる聡司。 
                            これも日課だ、堪えろ俺……! 
                              どんなに美人で胸がでかくていい匂いがしておっとりしていて優しくて、 
                              学校では生徒にも人気があってそのくせ男っ気なくて胸がでかくて、胸が、胸が……我慢しろって俺! 
                            なんとかはるかを起こすと次は…… 
                                                            「遅いっ!」 
                                もう一人の姉、沙希を起こしに行くと、沙希はすでに制服に着替えまで済ませ、仁王立ちで主人公を待ちかまえている。                             「つーか俺が起こしに来る必要ないんじゃねえのか?沙希姉は朝強いんだから……なんで機嫌が悪いんだよ」 
                              「うるさいっ! おはようっ」「わあっ! おはよう」 
                              「聡司ははるか姉に時間をかけすぎだっ」 
                              「しょうがねぇだろあの人低血圧なんだから」 
                              「なーにが『あの人』だ、ホントは『お姉ちゃーん』とか呼びたいくせに。甘えたいくせに」 
                              「なっ……! そんなわけ、ねえだろっ……!」 
                              「図星か! ムカつく! お前は昔からそうだ、弟は!」 
                              「うわあ! 手を上げるなよっ! 朝から暴力かよっていうか痛ぇよ痛いです、やめてッ!」 
                            体が密着するのも構わず、プロレス技まがいのものを仕掛けてくる沙希。 
                              むき出しの太腿をからみつけやがって、勃起しても知らねーぞ!? 
                              「兄妹だからって、遠慮なさ過ぎじゃねぇのか……?」 
                              「聡司は私の子分なんだから、私の言うことを聞けっ!
                               明日は私が先、はるか姉は後っ!」 
                              太ももが股間に!! 胸が密着!? 堪えろ俺……! 
                              いや、いっか……へへ……っていかーん!! 我慢しろって俺!                             
                            そんなこんなで姉二人を起こすと…… 
                                                            姉二人のために朝食を用意する主人公。 
                                はるかには洋食、沙希には和食を用意する。 
                                主人公は朝食係りなのだ。                              「おーご苦労ご苦労。まめだねーうちの弟は」「少しは手伝えよ沙希姉も」 
                              「女手ひとつで育ててもらった恩を忘れたのか?」 
                              「沙希姉に育てられたんじゃねーよ」 
                              「コロス!」「わ! やめろぉ! 苦ひぃ~」                               
                              「二人とも喧嘩しちゃ駄目よ~?」 
                            そうこうして朝食が済むと…… 
                                                            「おーだーくーんっ」 
                                と、玄関から瑠璃の声が聞こえてくる。 
                                「じゃ、俺も行くわ。はるか姉、採点してた解答用紙忘れるなよ」 
                                「ふふ。聡司ちゃんって私達のお母さんみたいね」 
                                「う、うっせっ……!」                             玄関を出ると長髪の美少女、羽柴瑠璃が迎えに来ている。 
                              「行きましょう? 織田くん」 
                              瑠璃は聡司の隣の家に住んでいて、家は豪邸でかなりのお嬢さま。 
  どこか人を寄せ付けない雰囲気のある彼女だが、主人公とは幼馴染で何かと相談に乗ってくれたり優しかったりする女の子。 
                              「で、またお姉さん達の面倒を見てあげてたの?」 
  「見てねーよ。養ってもらってるのは俺なんだから、これくらいして当然なんだよ」 
  「ほんと、しっかりしてるよね、織田くんって」 
  「姉二人があんなだからな」 
                                                            姉のフェロモンから逃れて危ないドキドキが晴れる瑠璃との会話。 
                              健全な弟生活(!?)                               
                                こんな朝が毎日続いてきた主人公だったが……!? 
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