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 対魔忍20周年記念特設サイト|受賞作品:優秀賞
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奨励賞

貴方だけが知る彼女の貌

P.N. ふじかけ

TEXT (受賞作品本文)

 コンコン――と玄関のドアをノックする音がした。

 その音に、胸が高鳴った。

 鍋の火を止め、濡れ手をエプロンで拭きながら、玄関へ向かう。

 ――何か月ぶりだろうか。

 お互い公務が忙しい身だ。だから仕方がないと、割り切ってはいるものの、こうして久しぶりに逢瀬を重ねられることが、嬉しくてたまらない。

 ドアの施錠を外す。すると、間を置かずに扉が向こうから開かれた。

 「――今帰ったぞ」

 「――おかえりなさいませ、あなた」

 そこには、夫の姿があった。以前と変わりない姿。それにほっとしながら、彼の手からカバンを受け取る。

 「ありがとう。すまんな、いつも」

 いえ――と言葉を返そうとして、彼の胸元のネクタイに目が奪われる。

 「――やはり、私の見立て通り。似合っていますよ」

 頬が緩むのを自覚しながら、以前贈ったネクタイ越しに、彼の胸を上から下へ撫でる。
 
 ボコボコとした、たくましい胸板がそこにある。身をうずめてしまいたい...という欲を抑えながら、彼の様子を見やる。

 「世事はいい。お前が選んだんだ。似合わないわけがないさ」
 
 それより、と彼は言葉を切る。

 「予定より数か月遅れてしまったが、変わりないか?」

 「ええ。おかげ様で。あなたのご活躍は聞き及んでいます。私としても誇らしい限りです」

 「ほう、それは嬉しいな。…かの魔界騎士から、褒められるのも悪くない」

 「!家ではその名は使わないと約束したはずです!」

 彼は、そうだった。とわざとらしく笑いながら、タイやカフスを外している。
 
 いつもの冗談。そのやり取りができる喜びを感じながら、今自分がエプロンをしたままだということを思い出す。

 「夕餉の準備は済ませています。ですので、まずはお風呂をどうぞ?」

 まずは腹ごしらえから。彼の好物を作っておいたので、きっと喜んでくれるはずだ。

 そう思いながら、リビングへ戻ろうとするが、彼に未だ動きはない。

 「?」

 どうしたのだろう?と、彼の表情を伺いみる。

 そして彼と目があった瞬間。ドクン、と心臓と子宮が跳ねた。

 「...らしくないな。てっきり早々に求められるかと思ったが」

 じっ、とこちらを見る目つきは、獲物を前にしたオスのものに変わっていた。

 ゆっくりこちらに歩を進めながら、彼は一呼吸置く。

 「それとも俺だけか?これだけお前が欲しいのは」

 彼の息が鼻にかかる。

 そして、ガッシリとした手が尻に伸ばされ、そのまま抱き寄せられた。

 「――!」

 服越しでもわかる、限界まで屹立とした男根。

 それが、スーツ越しに、下腹部へ押し当てられていた。 

 「俺もお前を久々に楽しみたい。――どうだ?先にお前をいただきたいのだが」

 そう耳元で囁かれ、子宮から全身に電流が走った。

 「――ッ♡!!」

 ガクガクと全身が痙攣する。
 
 イッてしまった。 女を出さないように努めていたのに、これだ。

 そのまま身を任せてしまいたくなるが――。

 「わ.....わかりまし...た。せめて、寝屋の準備をさせていただけませんか?」

 内股になり、足と足を擦り合わせながら、なんとか言葉をひねり出す。

 見上げる彼の顔は、満足げに笑っている。それは、優越感からくるもの。自分が、雌の顔になっているのだと、思い知らされ、顔が熱くなる。

 「よかろう。早くしろよ?俺はもう我慢できそうにない」

 ビクン、と服越しに男根が跳ねたのが分かる。挑発だろう。

 そうして、彼はガッチリと尻をつかんだ手を離した。

 「あっ....」

 思わず出てしまった、名残惜しさからくる吐息。

 それにますます顔が熱くなるのを感じつつ、寝室へ飛び込んだ。





 「どうぞ――」

 準備は整った。部屋の外にいる彼へ、中から声をかける。

 すると、間を置かずに彼が入ってきて。

 「――」

 正座する私を見て、息を呑んだのがわかった。

 それが嬉しくて、三つ指をついて言葉を紡ぐ。

 「お帰りなさいませ。旦那様。貴方のお帰りを心待ちにしておりました。貴方だけの雌――イングリッドに、お情けをいただけないでしょうか?」

 小首をかしげた後、腰から上半身を折り、綺麗にお辞儀をしてみせる。

 娼婦のようだ、と最初の頃は思ったものだが、今は全く気にならない。

 ――自分が愛した雄に抱かれる以上の栄誉は、雌にはないのだから。

 お辞儀から直るのと共に、チャリ――と、胸元で鎖が揺れ、下乳と腹部を軽く叩いた。

 鎖は紫のネグリジェの奥にあるが、彼の眼は鎖へ釘付けになっている。

 ――私は彼にネクタイを贈ったが、彼は私にこれを贈ったのだ。

 『お互いに身につけて貰いたいものを贈る』

 これを贈られたとき、彼にとって、私は『魔界騎士』ではなく『雌』なのだと。そう実感できて、その夜はたいそう盛り上がったことは記憶に新しい。

 「――許そう」

 では、と。男のそばまで歩いていく。

 歩を進める度にチャリと揺れる鎖は、余程彼の気に召したようで、彼の股間は先ほど以上にスラックスを押し広げている。あぁ――。

 「おつらそう。失礼します」

 彼の前で再び膝を折り、股間を眼前にとらえる。

 すん、と鼻をきかせると、男臭い汗の香りに混じって、いやらしい香りがした。

 「あは...♡」

 思わず鼻を押し当てていた。鼻を上下に、男根をしごくように。

 あぁ、愛おしい。この私が、ここをこれほどまでに熱くさせているのだ。

 「...失礼します」

 鼻で深く息を吸いながら、スラックスのベルトに手を伸ばし、丁寧に外していく。

 フックを外し、残りはファスナー。

 「あふ」

 取っ手を口で咥え、ジジジと下へ動かしていく。

 いやらしい香りが一気に広がり、鼻奥を刺激する。

 思わず股をこすり合わせるが、そのままスラックスとボクサーパンツを一気にずりおろした。

 ブルン!と限界まで勃起してのけぞったオ〇ンポが、飛び出した。

 亀頭は赤黒く染まり、獲物を今か今かと待っているようだ。

 それを、一気に喉奥まで迎え入れる。

 「ングッ!」

 熱く、大きい。喉奥を締め、亀頭を愛撫する。

 「――フッ」

 彼はビクリと身震いし、天を仰ぐ。

 (これがお好きですものね…♡)

 そのまま口をすぼめ、一気にしごく。

 ぐぽっぐぽっぐぽっぐぽっ。

 よだれと先走り液が混ざり合い、泡となって口の端にたまっていく。

 それを合図に、容赦なく長いストレートを描き、攻め立てていく。

 舌で亀頭の裏筋を攻めるのも忘れない。

 (ああん、なんて逞しい。こんなに硬くなって...♡)

 彼の声は聞こえない。頭蓋骨にフェラの淫靡な音を響かせながら、しかし前後させる頭は動かし続ける。

 「くっ....イングリッド...!」

 ――そう、不意に聞こえた気がした。

 彼の声か、上目で確認しようとしたが、ガシリ!と頭を掴まれ、一気にペニスが奥へ押し込まれた。

 「オゴッ!?」

 ぐぽん、と音がした気がした。 オ〇ンポが食堂にまで達した音だ。

 そうして――

 ビュルルルル!

 大きく脈打ったオ〇ンポは、胃へ一気に精を吐き出した。

 (熱ぅい...)

 胃が彼の体温で満たされ、時折逆流したスペルマが鼻から外へ飛び出していく。

 ひとしきり脈動が終わると、彼は手を緩め、オ〇ンポが口マ〇コから抜き放たれた。

 「げぇっぷ....」

 はしたない音が口をついて飛び出す。胃が熱い。胃が妊娠してしまいそうだ。

 「流石、俺の女。一滴も落とさなかったな」

 彼はそう言い、こちらの頭を撫でてくる。

 「...お掃除を...」

 ベタベタの顔をそのままに、真っ赤に腫れ上がったオ〇ンポ様を慰める。

 まずは亀頭の掃除。舌でぐるりと円を描くようになめとり、亀頭の裏まで掃除。そして、尿道へ残った精液を優しく吸い出す。そうして、チュポンと竿を口から離した。

 「うまかったか?」

 彼の問いに、コクリと首を縦に振ると、体を後ろへ倒し、股を大きく開いた。

 「どうかこちらへも...いただけませんか?」

 言葉と共に、手でビラを広げることも忘れない。

 ニチャ...と淫靡な音が寝室に響く。

 「まったく、困った騎士様だ。部下が見たらどう思うか」

 「ですからぁ、それは言わないと――」

 いつものやり取り。だから一瞬油断してしまった。

 「いくぞ?」

 気がつけば夫の顔が目の前にあり、そのまま開いた足ごと抱きかかえられる。

 そして。

 「んほおおおおお!」

 ズパン!という水気を帯びた、肉と肉をたたきつけるような音と共に、オ〇ンポが秘部を突き刺した。

 「ぉ゙ぉ゙ぉ゙ぉ゙...」

 あまりの衝撃に、獣じみた声が口から漏れる。けれど止められない。

 オ〇ンコから注がれる電流のような快楽。それが絶え間なく体を喜ばせ、喜びの嬌声が止まらない。

 これが愛。女の自分だけに、夫が注ぐ愛なのだ。

 私だけもの。私だけの旦那様。私だけのオチンポ様。

 あぁ――もっと――。

 「もっときてぇ!女を枯らして待ってたの!あなたのオ〇ンポ待ってたのぉ!あなたのオ〇ンポの形にしてオ〇ンコ待ってたのぉ!」

 彼にしがみつき、媚びる。

 「最高だ。溜めてきた甲斐があるというものだ!」

 「あぁん嬉しいっ!もっと出してぇ!」

 ぐっと、太ももから背中まで回されている夫の腕に力が入り、ピストンのストロークが伸び、より激しくなる。

 「おほっぉ゙っぉ゙っぉ゙っ」

 パンパンパン、とリズミカルにオ〇ンポが打ち付けられ、そのたびに太ももの肉が震え、視界がチカチカと明滅する。

 あぁ、もうオ〇ンポ様のことしか考えられない。

 ほとんど残っていない理性も吹き飛び、えへぇっとだらしなく表情も崩れ行く。

 「っ!いい顔になったなイングリッド!それでこそ俺の妻!俺の専用オナホだ!」

 「んぅ〜〜ん!?んほっほっ」

 オ〇ンコを締めて応える。すると、ペニスもぐぐっと熱を増していく。

 ピストンのスピードが最高潮に達する。彼の顔も何かをこらえるようにゆがみ、汗がこちらにまで飛んでくる。

 その顔がたまらなく愛おしく、身を寄せて舌と舌を絡ませた。

 「んへぇ。んぁ〜」

 糸を引いて、舌と舌が離れていく。

 そしてお互い息を荒げながら見つめ合う。

 ――出会った頃から変わらず、私だけを見て、私だけを愛してくれる世界にたった一人だけの男。その瞳に、今は私だけが映っていることが、たまらなく子宮を震わせる。

 ビクン、と、マンコの中で、ペニスがひときわ跳ねた。 

 「だすぞ!イングリッド!」

 「きてぇ♡孕ませてぇ!♡」

 ペニスが最奥へ突き抜けられ、お互い抱きしめる力を強める。

 ドピュッドルルルルル

 脳にまで響くような射精の音を聞きながら、夫を抱きしめ、その胸に身をうずめる。

 「んううううう♡」

 ペニスが跳ねる度、ドプ...ドプ...と精がたまっていく。

 その勢いは一行に弱まる気配がない。注がれる精は愛そのもの。

 一滴たりともこぼしてなるものか。

 快楽に気が飛びそうになりながらも、ぐっ、と子宮に力を籠め、圧力をもって、鈴口から吸いだす。

 「くっ、とんでもない締りだ...!」

 「...ふふ、ぜぇんぶ、いただきます、ね?♡」

 子宮が精液で満たされるのを感じながら、彼と見つめ合い、再び舌を交えるのだった。

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