ミッドガード大陸

大海に浮かぶ世界唯一無二の大陸とされている。
広さは約750万km2。

アースガルズ

かつて存在したエルフの超大国。千年帝国とも呼ばれる。
古代魔法文明と呼ばれる神の領域まで達したとされる
超魔法技術によって大陸全土を支配した。
本作の時代の2000年前にエルフたちと共に歴史の闇に消える。
内乱で滅びたとされるが全ては謎。

ヘルヘイム帝国

ミッドガード北方を支配する人間の国家。国土全体が寒冷地。
鉱山資源が豊富でヘルヘイム鉄（ミスリル）と呼ばれる
優れた鋼鉄を産出する。450年前、北方15都市を平定した
初代皇帝アウグストゥスが建国した。
現在は第25代皇帝ゴルディアヌス3世の治世だが
高齢で病に伏せっている上に、皇太子が戦死をしたため
第二皇子カルスと第三皇子オトとその派閥が皇位継承を巡って
暗闘を繰り広げている。軍事大国として知られ150年前に
大陸北西部のニダヴェリール諸島を支配していた
ニダヴェリール諸侯連合を滅ぼし支配下に治めている。
ミスリル装甲で重武装した装甲騎兵を中心とする兵制が特色で、
機動作戦を得意とする。南東で国境を接するスヴァルト王国と
国境線の問題で対立し戦争中。沿岸部では海賊集団の襲撃に、
汚染地帯と接する地域では蛮族ゴート族の侵入に悩まされている。
首都は帝都ヘルモーズ。
猛将ジェスター卿が率いる装甲騎兵を中心に数々の
勝利の栄光に彩られた伝説級の連隊、ジェスター支隊が有名。
第１軍から第６軍の６軍団を保有。総兵力約18万。

ムスベルヘイム王国

大陸中西部を支配する人間の王国。農業大国として知られ、
国土に大陸有数の二つの大河（ムダール川とダネン川）が流れ
豊かな平野部が多い地域。ミズガルズ帝国との国境地帯には
砂漠が広がり、ガイア人と呼ばれる蛮族が住んでいて、
度々の反乱に悩まされている。200年前までは小国が乱立する
戦乱の地であったが覇王と称されるアレク大王が肥沃な平野部を
平定しムスベルヘイム王国を建国した。その後も南部砂漠地帯を
支配するガイア人たちとの戦争が続くが、第３代国王マスリムが
ガイア人が支配する砂漠地帯を平定し、ムスベルヘイム王国の
基盤を盤石なものにした。現在は12代国王ジグムンド。
若き日は双斧の烈王の異名で知られる豪傑であったが、
世継が相次いで暗殺されてからは人が変わり、貪欲で狡猾な王で
知られる様になる。
大陸全土を支配しようと野望を抱き、大陸西部の海を支配する
海賊と同盟し、ヘルヘイム沿岸を脅かしては小規模の衝突を
繰り返している。首都はマスリム。重砲や旧式のマスケット銃を
装備させた軽歩兵が中心の兵制。ジグムンド王直属の親衛軍の
精鋭部隊、紅鉄鎖騎兵団＜クリムゾン・キャヴァルリー＞が有名。
第１軍から第３軍と親衛軍の４軍団を保有。総兵力約12万。

スヴァルト王国

大陸中東部を支配する人間の王国。森と草原の国。
数多の遊牧民が暮らす王無き地域だったが、
ヘルヘイムからの圧迫が強まると、
80年前に有力部族が大同団結し
建国された５国の中で一番若い国家。
５つの有力部族の長老による合議で王が選出される。
現在の王は第三代国王トク・テムル。
首都はコンギラト。勇猛な軽装騎兵が中心の兵制。
部族の勇猛な戦士たちで編成された精鋭部隊、
蒼狼戦士団＜フェンリル・ウォーリア＞が有名。
第１軍から第３軍の３軍団を保有。総兵力約9万。

ミズガルズ帝国

大陸中西部を支配する人間の王国。
温暖な気候と南部半島部の熱帯林が特色の自然豊かな大国で
五国中最も歴史ある国家。建国は800年前に遡り、この地域では
11の小王国が乱立し相争っていたが初代皇帝カルロマンが
三つの王国を支配しミズガルズ帝国を建国、第５代皇帝、
武烈帝カールが残る８つの王国を平定し現在の形に至ります。
現在の皇帝は第52代皇帝ロテール３世。
領内にオーディン教会の総本山（自治領）が存在し、
オーディン教会の後見人として密接な関係にあります。
首都はイオニア。鉄壁の異名で知られる重装甲槍兵と最新の
マスケット銃を装備した銃騎兵が中心の兵制。
名門の騎士の子息から編成された皇帝直属のエリート騎兵部隊、
龍聖騎士団＜ドラゴン・パラディン＞が有名。
第１軍から第４軍の５軍団を保有。総兵力約15万。

ヨトゥンヘイム王国

大陸南東部を支配する人間の王国。
商業国家として知られる経済大国。
ヨトゥンヘイムの商人は大陸各地で見掛ける。
国土のほとんどが不毛な乾燥地帯か砂漠。
かつては小さなオアシス都市国家が点在する空白地域であったが、
300年前に豪商の身分から挙兵した初代国王アリキバがこの地域に
初めて統一国家ヨトゥンヘイムを建国した。
建国当時は貧しい王国で度々オーク氏族の侵略を受けたが、
山岳部で金鉱山が相次いで発見されると一変、
その豊富な資金力で大陸一の経済大国へと成長する。
現在の王は第18代国王アッシリア。大陸の宰相と謳われる人物で
ヨトゥンヘイムの経済力を背景に各国で経済的影響力を強めている。
首都はラウール。軽歩兵中心の兵制。
鬼謀をもって知られるハンニバル将軍率いる
ヨトゥンヘイム傭兵軍が有名。
第１軍と傭兵からなる第２軍の２軍団を保有。
総兵力約6万。

瘴気

大陸中央部『汚染地帯』を覆う毒性の大気。
千年帝国＜アースガルズ＞の終焉に撒き散らされたとされる。
人が瘴気に触れると数分間で肉体を●し、生ける屍
『瘴気死霊＜グール＞』となってしまう。
人以外にも植物が触れれば枯れてしまい、動物の多くは
脳を●され凶暴化したりミュータント化したりします。
瘴気は汚染地帯でのみ繁殖する特殊な植物が吐き出すために、
汚染地帯は年中高濃度の瘴気に包まれている。
魔法的な微小物質で、魔法的加護により防ぐ事が出来る。
対魔聖甲＜アイギス＞を纏えば完全に防護できるか、
対魔聖甲＜アイギス＞は古代魔法文明時代に製造された
遺産で現在は製造技術が失われているために数が希少。
一般的には対魔加護魔法を宿した魔法石を埋め込んだ
簡易対魔聖甲＜アイギス・レプリカ＞と呼ばれる装備が
流通しており、高性能と言われているヨトゥンヘイムの
簡易対魔聖甲＜アイギス・レプリカ＞でも高濃度下では
３時間程度で加護が消失します。

対魔聖甲＜アイギス＞

古代魔法文明時代に製造された甲冑。
着用する事によって超人的な能力と
耐久力を得る事ができる魔法の甲冑。
また瘴気から完全に身を守れる。
名を冠した希少な対魔聖甲＜アイギス＞には、
様々な特殊能力を着用者に付与する。
その性能や希少性において４つの等級が設定されている。
Ｎ＜ノーマル＞＝名もなき数多く存在する量産品。
瘴気の中でも安全に何時間でも活動できる（＝対魔性能）
ＨＮ＜ハイ・ノーマル＞＝量産品の中でも能力が優れた品。
対魔性能があり、着用者の基礎能力を向上させる。
Ｒ＜レア＞＝名を冠したユニーク品。
対魔性能があり、着用者は超人的な能力と耐久力を得る。
ＬＲ＜レジェント・レア＞＝名を冠したユニーク品。
対魔性能があり、着用者は超人的な能力と耐久力、
特殊能力を付与される。

裏切り者＜ウォーロック＞

エルフの忠実なる先兵。
無敵の強さを誇っていたと伝えられており、
あらゆる種族から忌み嫌われ恐れられた生体兵器だとの噂。
この活躍によりエルフは超巨大魔法文明国家
──千年帝国＜アースガルズ＞を誕生させたとされる。
エルフとともに滅びたとされていて、
これも歴史書や言い伝えもほとんど残っていない謎多き存在。

魔族

瘴気の中でも生きられる亜人種を魔族と呼んでいる。
ゴブリン族、オーガ族、トロール族、
リザートマン族など。

魔獣

瘴気の中でも生きれるモンスター。
巨人、ドラゴン、ワイバーン、ケルベロスなど。
古代魔法文明は生み出したとされている。

瘴気植物

汚染地帯でのみ繁殖する特殊な植物の総称。
瘴気を吸収し、さらに高濃度の瘴気を吐きだす
呪われた植物群。
人を襲い喰らうものもいるという。

協定

ヴァナヘイム協定。
オーディン神殿が中心となって、古代魔法文明の遺物、
特に兵器類の発掘や使用を禁止し、
発見すれば破壊もしくはオーディン神殿に引き渡すという多国間条約。
大陸が五国時代となった100年前に締結された。

オーディン神殿

主神オーディンを祀る神殿。
ミズガルズ帝国内に大神殿が存在し自治領となっている。
最高位は大司祭。
古くからオーディンの御名によって国家間の調停や王権継承、
皇帝即位を承認する役割を果たしてきた。
オーディン神殿は協定の厳守を第一の使命としている。

ヴァナヘイム機関

協定を守護するために設立された秘密結社。
オーディン神殿の一機関で、その存在意義を知る者は限られる。
一般的にはオーディン神殿を守る秘密組織として畏れられ、
その神官戦士と目されている戦乙女＜ワルキューレ＞は
地域によっては神格化されている。
ヴァナヘイム機関は対魔聖甲＜アイギス＞を操る才能を
持つ少女たちを集めて英才教育を施し、
オーディンを守護するという神話に登場する
戦女神ワルキューレの名を冠した部隊を設立、
ワルキューレを中心としたエージェント達が
日夜大陸中でその任務を遂行している。

戦乙女＜ワルキューレ＞

対魔聖甲＜アイギス＞を操る特別な才能を持つ女戦士の称号。
古代魔法文明では、あらゆる生命にはその生命の所以である
『生命の根源情報＜ソウルプロファイル＞』が存在するとされ、
ワルキューレはソウルプロファイルに魔法電子情報＜ソウルキー＞と
呼ばれる特殊なコードを刻み、コードの力と
対魔聖甲＜アイギス＞が連動して秘めたる能力を最大限引き出すと
されている。ワルキューレの力は何故か女にしか遺伝せず、
しかも必ず遺伝するわけではないので、時に隔世遺伝という形で
人の海の中にワルキューレが生まれる。
ヴァナヘイム機関は常に才能を秘めた少女を探し求めている。
ワルキューレの育成はワルキューレによって成される。
発見された才能ある少女はワルキューレの弟子となり、
師と生活や任務を共にして教育を受ける。
俗説でワルキューレは神に祝福された巫女と認識されていて、
処女でなければ能力を失うとされているが迷信である。

魔術師

古代魔法文明の探究者たちで門番でもあるとされる人々の総称。
人間によく似ているが、長命で瘴気の中でも生きられるため
別の種族だと言われている。
魔術師は主に大陸中心部の広大な汚染地帯＜アルフヘイム＞に住まい、
何故だか高い塔を建てて孤独に古代魔法文明を研究している。

アザール地方

ヘルヘイム南部地域。森林と山地が多い。
西アザール州と東アザール州がある。

汚染地帯＜アルフヘイム＞

瘴気に覆われた大陸中央部の広大な不毛の大地。
瘴気植物が魔気を吐きだし、魔獣やオークやゴブリンといった
呪われし種族をはじめ、蛮族たちが支配する危険地域である。
爆心地と呼ばれる中心部には、
今なお燃え続けているというアースガルズ帝国首都の
遺跡があると伝えられている。

オーク

魔族と呼ばれる瘴気の中でも生きられる亜人種。
かつてはエルフに仕える●●官として様々な種族を苦しめたとされる
呪われた種族。汚染地帯＜アルフヘイム＞以外でも傭兵などとして
見掛ける事がある。基本的に人間に嫌われている。
汚染地帯にはオーク13氏族が支配する地域があり、
他の魔族や魔獣、蛮族たちと戦争を繰り返しているという。

女傭兵

戦乱の大陸では傭兵の就職先は引く手数多。
傭兵の中には女性の傭兵が存在し、
戦場では仲間相手に娼婦を営むものが多い。

マスリム

ムスベルヘイム王国の首都。大河ダネン（川幅４キロほど）に
二つの支流が注ぐ流域に築かれた城塞都市です。
巨大な外壁が市街を囲っていて、さらに内部に旧市街を囲む
内壁があり、旧市街の中心にマスリム城がある。
マスリム内へ入るには北と南の外壁にある大きな門を通るしかなく、
周囲が湿地帯に囲まれているため難攻不落の
城塞都市として知られている。古代魔法文明時代から
巨大都市が築かれたいた地で、ここの地下にも当時の
古代都市の遺跡が眠っている。が、その事を知る者はほとんどいない。
マスリムの外壁の外には貧民街が広がっていて、
その地下には大陸の裏社会を支配する一角、
盗賊ギルドの本部があるとされている。
通常はどこでも禁止されている●●売買が
ここマスリムでは合法であり、他国で●罪組織とされている
●●商人の大物たちが豪商として居を構えている。